フェイスブック若き天才の野望___(6)

今回は第4章を読み終えた。

フェイスブックで過ごす学生が多く、自分の魅力をアピールしようとみんな必死でプロフィール写真にこだわり、自分の趣味などを丁寧に書いていて、自分のアカウントを作り上げていた。確かに自分は”こういうものに興味があります””こういったことが好きです””こういう人間です”というのを誰かに知ってもらうとなれば、書かざる負えない。そんな中、フェイスブックは”ウォール”というユーザーがメッセージを書き、それに対してコメントできるといった新機能を追加した。今では当たり前にこういった機能が存在している。やはり、まだSNSを出会い系として使っているユーザーが多く、これを使って相手を口説いたりしている学生がいた。フェイスブックはどんどんユーザーにアクセスしてもらい、プロフィールをあさってもらうことで、長時間フェイスブックで過ごしてもらう狙いは、成功した。そしてもう1つ”グループ”という機能を追加した。変な名前のグループが多くいろんなグループを気軽に作れた。メールアドレスを使わなくなったので、聞く必要もなくなった。私が中学生の時よく親のメールアドレスを友達に教えて交換をよくしていた。高校生になるとスマホを持つことになったがそのころからLINEを使うようになってからはメールアドレスの交換なんてしなくなった。メールアドレスを打つのが面倒くさいと感じていた私にとっては便利だなと思っていた。

フェイスブックの成功の道を歩んでいたが、マークは、イヤーホグも同じくらい熱心に取り組んでいた。彼は、この時点でフェイスブックが100%成功するとは信じていなった。あるメンバーは、ワイヤーホグに反対していてその理由は、そのサービスを続けていたら訴訟に巻き込まれるかもしれなかったからだ。そして、やっと頭を冷やして考えるようになったマークは、時間を無駄にしていたことに気づいた。

急成長し続けるなか、大学をターゲットにしたフェイスブックのような同じサービスを提供するライバルたちが登場した。マークは、それを叩き潰すことが課題であった。そこで、彼らがとった戦略は”包囲戦略”であった。

「つまり、ライバルのソーシャルネットワークがある大学で、オープンした場合、ザ・フェイスブックはその大学でオープンするのはもちろん、その付近でできる限り多くの大学に一斉に進出した。周囲の大学の学生たちのクチコミがネットワーク効果を発揮し、ターゲットの大学の学生たちにザ・フェイスブック選ばせる大きな圧力がかかるはずだという考えだった。」

この戦略が見事に成功を収める。私がもし、その時のユーザーであったらフェイスブックを使いたい。ある大学限定でやっていたサービスを自分の大学で使えるようになったらこっちを使いたくなるだろう。ユーザーの心をつかむのがとても上手なフェイスブック。当時そこの学生であったらこの戦略にひっかかていた1人だったかもしれない。