フェイスブック若き天才の野望___(4)

今回は第2章を読みきった。

マーク・ザッカーバーグは、ナップスターの創業者であるショーン・パーカーに出会い感激し魅了された。パーカーは、マークが信じられないほど野心的であることに気づき、まるで皇帝のようだったと語っていた。夕食を共にするだけでそんなことが分かるかと思った。そしてある日、また夕食を共にしていると電話があり、パーカーの約50%保有している持株を剥奪されてしまう。パーカーに同情した彼は彼から学びたいと社長に任命した。いきなり社長に任命したのだから、それほど彼の人材は優れていたのに違いない。

そしてみんなで生活しはじめる。マークは夜働し作業してても1番早起き、働くときはTシャツにパジャマのズボンで過ごしていた。なんてラフな格好なのだ。私もバイトでラフな格好ならいいのに。マークが耐えられないことがあったそうだ。それは、作業しているときに話しかけられることだ。音楽やTVの音は気にならないらしい。私の弟に似ている(笑)マークは内気で童顔な見かけだが、断固たる絶対的なリーダーで仲間と愉快に騒ぐのが好きである。仲間と議論を始めたりすると突然立ち上がり、手を後ろに組んで部屋を行き来する癖があるらしい。名探偵みたい。フェンシングが好きで家の中でしたりしていた。なぜフェンシングか好きなのか気になった。

フェイスブックの話に戻る。マークはフェイスブックがテクノロジーとビジネスの両面で適切に成長させていかなければならないと自覚していた。パフォーマンスが落ち込まずに済んだ理由は①すばやい問題解決②わざと意図的に成長速度をコントロールしていた。これはこの先が分かっているからこそならではだと思う。もし私なら、一気に広げてしまっていたと思う。経験に乏しい若者たちが運営していたのに...

フェイスブックの初期成功を支えた要因がオープンソースソフトウェアを利用してコストがかからなかったことだ。とはいっても成長に合わせてサーバーを購入したり、ホスティングの料金を支払ったり、そうなると資金調達が必要になる。そういったことはサベリンが任されていた。しかし、パーカーがいろいろやってしまうためサベリンのフェイスブックでの役割が困難なってしまった。広告主とのやり取りなど学業をおろそかにできないために時間がなかった。サベリンがフェイスブックについて思いつくアイデアはいつも賛成されなかった。もし自分がこの立場だったら結構厳しい。自分のことを否定されている気がしまう。